http://www.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/2018/04/Talk_Tatsumoto_20180212_Hosei_U.pdf
ビッグデータセンターや決済サービスを持ち、インターフェースを通じて提供し、法人ユーザーがビジネスできるようにマッチングしてあげる。
ビジネス・エコシステム:オープンなレイヤー型の産業構造
複数のレイヤーがあり、レイヤーの間はオープンなインターフェースでつながっている(レイヤーバイレイヤーの構造)
生態系との共通点
・さまざまな業種が存在
・直接的な効果(サプライチェーン)だけでなく、間接的な効果(共生関係)もある(ネットワーク効果)
・プラットフォーム企業/キーストーン企業がある
ビジネス・エコシステムの新しい定義
「複雑な製品をエンドユーザーに提供するために、直接財や補完財を柔軟な企業ネットワークを通じて取引する企業や、その取引ネットワークを支える公的組織(標準化団体等)の集合」
オープン標準とネットワーク効果
・複数のレイヤーがあり、レイヤーの間はオープンなインターフェース(オープン標準)でつながっている(レイヤーバイレイヤーの構造
・オープン標準は補完財を生み出しやすい。補完財が多いと、ネットワーク効果を利用したビジネスモデルが成功しやすくなる。
・プラットフォーム企業と、二つの異なるユーザーがいて、そのユーザー間にネットワーク効果が発生する。二つの異なるユーザーをマッチングすることが結局はプラットフォーム企業の利益につながる(二面市場)
・オープン領域とクローズ領域をつくり出すことが成功の秘訣。
うまくいっている企業は、オープン領域とクローズ領域のペアを見つけ出しているわけではなく、オープン領域とクローズ領域をつくり出していた。
オープン領域の産業:どんどん企業が入ってくるから、
産業が大きくなっていて、競争が厳しい。だから期待できる利益率はそれほど高くないけれど、マーケットが大
きくなるので、利益の絶対値は非常に大きい。
クローズ領域の産業:オープン領域が大きくなったのに伴って大きくなっている。つまり、企業の数は
そのままで市場が大きくなっている。利益率を維持したまま産業成長もしている。
エコシステム特有の戦略
①ネットワーク効果の設計
②二面市場戦略による複数市場の媒介/マッチ
ング
③バンドリング戦略による複数市場の併合/囲い込み/セット化
No comments:
Post a Comment